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執筆者の写真かけっこAC 板橋

これって成長痛? 子供のかかとの痛み、よく見られる3タイプの予防と対策

更新日:10月25日



こんにちは!コーチの齋藤です!

この度、かけっこHPにてケガや成長痛などについて、ブログを書いていきますので、もし宜しければご覧ください。

基本的に文献や整形外科学会などで発表されているエビデンスの取れた確かな情報のものを中心に掲載しますので、ご安心ください。



今回のテーマは最近多い「かかとの成長痛」についてです!

かかとの痛みは、過度な運動や加齢、足へのストレスと関連することが多く、大人の足の症状と思われがちですが、実は子供にも起こりやすかったりします。青年期のスポーツや靴の締め付け、成長期、扁平足、肥満などは、子供のかかとの痛みの最も一般的な原因です。

子供に見られるかかとの痛みにはいくつか疾患があり、以下はよく見られる3つのタイプです。




  • 踵骨骨端症

別名「シーバー病」ともいわれる踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)は、かかとの後方にある踵骨骨端核(かかとの骨の骨端軟骨より先の部分)の炎症です。この疾患は7~15歳(小学2〜中学3年の成長期)に多くみられ、典型的にどちらか片側のかかとの痛みとして現れ、長時間立ったり走ったりすると痛みが増します。

通常、左右どちらかのかかとを圧迫したとき、痛みや熱感を繰り返し生じることにより診断されます。


急性期のシーバー病は、一般的にREST(安静)、ICE(冷却)、ヒールリフト(踵に体重をかけないこと)、ふくらはぎの筋肉のマッサージを行い、踵骨骨端部が過度に引っ張られるのを軽減するテーピング等をします。

症状は通常6~8週間で落ち着きます。




  • アキレス腱炎

アキレス腱(付着部)炎は、ストレスと炎症がアキレス腱に多いという点を除けば、シーバー病と非常によく似ています。また、アキレス腱炎と踵骨骨端核の炎症が同時に起こることも稀ではありません。


シーバー病と同じ様に、アキレス腱炎の治療には、REST(安静)、ICE(冷却)、ヒールリフト(かかとに体重をかけないこと)、ふくらはぎの筋肉と足の裏のマッサージが必要です。また、ナイトスプリントのような寝ている間に足がストレッチされる装置を使用したり、オーダーメイドの装具やインソールを使用することが有効な子もいます。




  • 足底筋膜炎

かかとの痛みの主な原因は、かかと後部と足底の痛みと言われていますが、足底の痛みは子供にも起こり、足底筋膜炎が最も一般的な原因です。

足首の可動性の制限や急激な成長に関連する最初の2つの症状とは異なり、足底筋膜炎は多くの場合、足のタイプに関連しています。さまざまな足のトラブルを引き起こすオーバープロネーション(過回内)や偏平足は、子供(大人も)の足底の痛みの最も一般的な原因の1つです。


それでは、子供をもつ親としてどんなことに気をつければよいのでしょうか?




  • 予防・対策

子供用の装具やインソール等を取り入れることで、足底筋膜のストレスや足底の痛みの症状を大幅に和らげてくれます。

さらに、足底マッサージや “ショートフットエクササイズ” などの足の強化エクササイズは、足底筋膜炎の痛みを軽減し、症状が治まった後の再発予防につながります。

お子さんが痛みを感じている場合は、まずはお近くのコーチ、かかりつけの小児科医に相談するか、お近くの整形外科医に診てもらうことが大切です。

大人の痛みと同様、症状の対処が早ければ早いほど、回復も早くなります!






まずはお近くの整形外科で受診後、整形外科、接骨、整骨院での治療、リハビリをすることを強く勧めます。

早めに対処することで、治りは早く、復帰も早くなることが期待できます。

うちの子はどうかな?と迷った際は、スタッフは医療関係者でもあるので、気兼ねなくご質問等受け付けています!

ご朗読ありがとうございました。



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